異国見聞私書録

異国から見たこと感じたこと気になったこと。そして時折テクノロジーのお話。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

効率化は必要であるが、負の側面にも目を向けよう

たぶん以下の堀江氏の言っていることは正しいし、社会の無駄を省いていくべきだとは思う。だがどうも素直に飲み込めない。 誰が業務アプリを殺すのか:「もう政治に興味はない」堀江貴文氏が語る世の中がメンドくさい理由 (1/2) - @IT 特にITの世界の存在意…

ヤジ犯人の吊し上げだけでは何も解決しない

セクハラヤジ、いや人間侮蔑ヤジ飛ばしていた犯人が見つかったらしい。 自民・鈴木章浩都議、ヤジ認める 「早く結婚すれば」:朝日新聞デジタル ただ、思うのです。このヤジを飛ばしていた都議を捕まえて、吊るし上げたところで問題の本質は何も解決しないと…

日本は蛮族国家となることを望んでいるのか

日本は蛮族国家を目指しているのだろうか。 都議会:セクハラやじ 女性議員に「早く結婚しろ」 - 毎日新聞 「蛮族」の定義はいろいろあると思うが、その一つに「人命を大切にしない」というのがある。それと関連して、「人をモノのように扱う」こともサブ条件…

痴漢防止には車両カメラという発想

デザインも発想も陳腐な痴漢防止グッズだ。 電車内で痴漢を自動的に防止する都市型装甲「パーソナルスペースドレス」 - GIGAZINE 以前、ヨーロッパ大陸を旅行した時に面白い地下鉄があった。各車両に監視カメラが設置されていたのである。スリが多いヨーロッ…

競争力を確保・向上させることと、労働時間の規制緩和は本来別問題

当ブログでも何度も指摘してきたが、残業代ゼロの対象者を絞ることは、財界にとってベネフィットが少ないのである。 残業代ゼロ「対象限定せず制度化を」 経団連会長が強調:朝日新聞デジタル 過労死ラインの2倍となる月160時間を「適正」とし残業代ゼロ狙…

異国との理解は難しいが、避けられないの現実である

これを書いた人は日本人だろうか。それともそれ以外の方だろうか。 日本は外国人のことを舐めてる! 日本における社会的な事象を鑑み、そしておそらく自身の経験も織り交ぜながら「舐めている」と感じているようだ。 もし「舐めている」ことにレベルがあると…

映画評: Maleficent (マレフィセント)

立て続けに本のレビューでは少々退屈なので、映画評も書いてみたい。 マレフィセント | ディズニー映画 『マレフィセント』予告編 - YouTube 日本ではまだ封切前であるので、ネタバレしない程度に書くと、「眠れる森の美女」の別解釈バージョンの映画である…

日本企業は昔から“洗脳”があったとしてもそれを続けていいということではない

しばらく書評や映画評を書こうと思っていたが、予定変更する。少々文句を申し上げておきたい記事が目に止まったからだ。 「日本企業は昔から“洗脳”のようなものがあった」人事コンサルタント城繁幸氏 | 日刊SPA! この人事コンサルタントは自分の言っているこ…

日本の部活動は年功序列の影の立役者である

公立の先生たちには気の毒だが、部活の顧問制度はこのままではなかなか失くならないと思う。 公立中学校 部活動の顧問制度は絶対に違法だ!! : 審判、どこ見てんだ! 先日のブログにも書いたが、終身雇用制度を失くそうとしていながら、その対となっている…

残業代ゼロの先にあるもの

残業代を「永遠の零」にしょうとするホワイトカラー・エグゼンプション法案が、成長戦略の一貫として懲りもせずまたとりざたされている。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/kadaibetu/dai4/siryou5.pdf 以前にも当ブログにて、この問題を扱っ…