異国見聞私書録

異国から見たこと感じたこと気になったこと。そして時折テクノロジーのお話。

痴漢防止には車両カメラという発想

デザインも発想も陳腐な痴漢防止グッズだ。

電車内で痴漢を自動的に防止する都市型装甲「パーソナルスペースドレス」 - GIGAZINE

以前、ヨーロッパ大陸を旅行した時に面白い地下鉄があった。各車両に監視カメラが設置されていたのである。スリが多いヨーロッパでは、それを防止するために付けられたのであろうが、日本でも痴漢防止に利用できるのではないだろうか。

電車の中などは「公的の場所」としても良いと思う。多くの他人が集うエリアであるから、痴漢や犯罪防止の観点から監視カメラを取り付けてもいいのではないだろうか。英国のように、ほとんどの建物の角に監視カメラをつける必要は全くないと思うが、電車中は意外に犯罪が起きやすいところなので、監視カメラを設置しても問題ないと思うのだが、どうだろうか?もちろん、車両はカメラにより監視されている旨は乗客にきちんと伝えるべきだ。

もっとも満員電車では痴漢行為がカメラの死角になることも多いだろうから、設置に工夫は必要となるだろう。(そもそも満員電車のような混雑を無くす方法を先に考えなければならないですね。)ただ一つ言えるのは抑止効果は望める可能性は十分あると思う。

 

液晶画面を搭載している電車を日本の都心ではよく見かけるが、コマーシャルや下らないニュースを流すばかりで、本当に乗客のためになっているのか疑わしい。液晶画面を設置するお金があるのであれば、車両監視カメラ設置に回すことも念頭においたらどうだろうか?少なくとも「パーソナルスペースドレス」などを開発するよりも、もっと既存技術を使ってスマートにできると思うのだが。