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異国見聞私書録

異国から見たこと感じたこと気になったこと。そして時折テクノロジーのお話。

ブラックをなくすはじまり

 しばらくブログを書かないうちに年の瀬が迫ってきてしまった。今回のエントリーが今月最初で、今年最後になるかもしれないが、いくつか思ったことを書いておこうかと思う。

 上記の記事内容にはとても共感する。「もっと頑張る」メソッドが幅をきかせている職場がまだ日本ではほとんどだと思うし、簡単に是正されるものではないと思う。ただ、こうした現状分析記事がどんどん登場することによって、そのうち少なくない良識ある経営者たちの目に止まり、問題意識を持っていくことだろう。

英国での働き方に思う - 異国見聞私書録

会議のジレンマ - 異国見聞私書録

 以下のような問題意識を持つ経営者が表に登場してきたことは、その内容すべてに賛成できるわけではないが、意義深いことだと思う。

 ただ、長時間労働の問題は企業や従業員だけで解決できるものではない。国や社会から周知されてはじめて効力が出てくるものだ。「岩盤規制を穿つ」などと称し、労働基準法を緩和する方向へ持って行こうとする動きなど、どちらかというとブラックな会社を応援している現在の政策を見ると甚だ心もとないが、ワタミがついに過労死事件で和解した事実などつぶさに見ていくと、国の政策と異なるところで少しずつ長時間労働問題は周知されてきていると言えるのかもしれない。

 ブラック企業やそれに付随するブラックな関係者をのさばらせないためには、「ブラックな行いをすると結果的に損をする」という事実を広めていくことが一番効果的なのだ。ブラック企業の問題は法律違反をしている、ある意味反社会的勢力である要素が強いので、勧善懲悪的でわかりやすい。わかりやすいゆえ、利用もされやすいのだが、丁寧に社会的な周知を行っていけば少しずつでも何が問題でどう対処していけばよいのかが社会に浸透していくことだろう。ぜひとも2016年はブラック企業を無くしていくことに拍車がかかる年になってほしいし、当ブログでも引き続き取り上げていきたい。