また蛮族国家へと歩みを進める
最近、ブログを更新する時間がなかなか取れない。久しぶりの更新になってしまったが、夜も更けているので手短に書いておこうと思う。
この記事だけでは真意が読み取りにくいが、現役の国会議員がこのような認識では頭が悪すぎる。法律が現実に合わないからと言って、立法府に身を置きながら、自ら率先して違法行為をするとは一体どういう了見なのだろうか?国会議員自らが「ブラック」を標榜してどうしようというのだろうか?
「法律は現実に即していない」といった言い訳が通るのなら、盗みも犯しも殺しも何でも有りになる。要するにこれは法治国家を放棄したと同義であり、権力のある人が胸先三寸でルールを決める「人治国家」に移行しようとする流れを作り出そうとしていると捉えられても仕方のないことだ。筆者が以前から書いているように蛮族国家へ向かう道筋を身を持って示してくれているうれしくない一例である。
一昔前は(または今でも)失言をする議員は数多くいたが、ここまで自分だけに都合のいい解釈で堂々と違法行為を行い語れる議員もなかなか珍しい。禍々しさを通り越して清々しいまでのブラックさであり、社会にブラックが浸透して「一般化」しているからこそ行え、語れるのであろう。
こうした例は「劣化」の度合いを図る試金石となるのでしっかりと覚えておきたい。これ以上劣化しないことを望みつつ、どこまで劣化するのかを冷静に見つめながら。