RDP接続とバージョン表記
初歩的なことであったのだが、思わずハマった。ubuntu系OSにおけるパッケージのバージョン調査だ。備忘録としても記載。
RDPでWindowsを使うのに、使用していたクライアントはRemminaであった。で、GUIからのバージョン情報を見るとバージョン「0.9.99.1」とある。
しかし、ホームページでは2012年2月11日にすでにバージョン1.0がリリースされているではないか。最新バージョンの.debファイルを探したが見当たらない。生来めんどくさがり屋なのでソースからコンパイルするのも億劫だ。ウェブで少し調べてみてなかったらまた今度の機会に、と思って探していたら見つけたのが、以下のコマンド。
sudo apt-cache show remmina
Package: remmina
<中略>
Version: 1.0.0-1ubuntu6.3
リポジトリにあるバージョンの方が正しいと思われる。おそらく画面イメージはクリエイターの更新し忘れ。なんだ、既に最新バージョンを使っていたのね・・・。
だがこのRemmina、機能は豊富でいいのだが、自分の環境では不具合が多くてあまり使い物にならなかった。Windowsに接続まではできるが、画面をLinuxのアプリケーションに切替え、またRemminaに戻るとなぜかWindowsが固まって動かなくなっている。再接続すればまた使えるようになるが、間違えて切り替えてしまうとかなり鬱陶しい。
で、代替としてrdesktopを用いることにした。こちらは基本コマンドラインベースだが、今のところ安定している。起動方法は以下のように入力。パラメータは適宜環境によって変える。
rdesktop -k en-us -d <DOMAIN> -u <USER> -a 16 -z -g 1280x960 -5 <IP>
このように変なところでハマったり、代替手段を探すのもLinuxの醍醐味かも知れない。回り道することで知識もついてくる。苦労も絶えないが、少しずつ習得するにはなかなか楽しめるOSです。