異国見聞私書録

異国から見たこと感じたこと気になったこと。そして時折テクノロジーのお話。

ブログを書くということ

ブログが起業のきっかけになるかは別にして、また注目度が復活してくるメディアにはなっていくと思う。

これからの時代は「え?」と思うことが仕事になる 新しい起業の方法
http://www.wakatta-blog.com/method-of-a-new-company.html

これまでブログもどきのことは種類は少ないがやってきた。twitter、Facebook、mixiなどメジャーどころと思われるのは一通り経験したつもりではいる。まだ続けているものもあるが、どれも大きな短所があるように思う。

  • twitterは手軽だが、書ける内容が140文字ではやはり少なすぎる。情報の表層しかなぞることしかできず、より深い思考を書いていくには不向きと感じた。告知や連絡などにも向いている媒体であると思うが、次々と情報が流れていくため、記憶に残りにくいというのも同時に欠点ではないだろうか。
  • Facebookは実名を晒すため、本音と建前がどうしても分けられてしまう。食べ物や風景の写真を載せている人が多いのもその証左だろう。当たり障りのない話で、自分の生活の一部を紹介するのに終始してしまう気がする。思想的な議論で食い違いが生じ、仲の良い人と喧嘩別れなどになってしまっては元も子もない。
  • mixiはユーザ数は多いとはいえ、閉じられた空間で繰り広げられる話題である(これはFacebookでも同じことが言える)。それはそれで気に入ったサービスではあったが、最近は多くのユーザの考え方に「偏り」が感じられ、息苦しさがつきまとうようになった。また最近のmixi業績不振や「追い出し部屋」騒動など、きな臭さが漂うようになってきた。それらの理由でこのサービスから少し距離を置くようになってしまった。

はてなブログが優れているかといえば、まだよくわからないのが正直なところである。だが、全世界に公開されるオープン性や、ブログを記載する際の機能的な部分にも今のところ不満はない。他のはてなブログを見回ってもすばらしくよく書けている文章も散見される。そのような理由から最近はこのブログに文章が移りつつある。

おそらく、私と同じような理由で既存の大手ソーシャルメディアに「疲れ」や「物足りなさ」を感じている人は多いのではないだろうか(はてなも大手ソーシャルメディアかも知れないが・・)。20〜30代のユーザが大手ソーシャルメディアから離れているというニュースもここのところ耳にするようになった。これらの人たちが「ブログに回帰」という可能性は捨てきれないと思う。

世界で社会問題が山積している今、自分でまとめた考えを全世界に発信していくことは時代のニーズにも合致していると思う。断片的でクローズドな情報ではなく、きちんとまとまったオープンな情報源として、ブログは情報価値を提供していける媒体であると思っている。

こうした情報環境下で自分の提供する情報がどこまで浸透していくかわからないが、可能な限り書き続け、願わくば明日への糧と繋がればうれしい。