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異国見聞私書録

異国から見たこと感じたこと気になったこと。そして時折テクノロジーのお話。

ラウンドアバウト方式を試みるのは悪くないと思う

living abroad

英国で車を運転するようになると、まず一番はじめに迷うのがこのラウンドアバウト。


痛いニュース(ノ∀`) : 信号のない交差点をぐるぐる回り、事故が8割減少すると話題の「ラウンドアバウト」日本でも運用開始 - ライブドアブログ

入ることは難しいことではない。右側から車が来ていなければ入れるのだが、迷うのはラウンドアバウトから出るタイミングだ。うまく車線変更をしながら目的の出口に向かうのが、はじめは難しい。でもまぁ、わからなければグルグル回って、タイミングを計りながら出ればいい。

間違ってもしてはいけないのは右折での進入。必ず時計回り(左車線の国は反時計)で回るので、目的の出口がすぐ右にあっても必ず、左回りでぐるっと遠回りしてから出ることになる。ラウンドアバウトの入り口で右ウィンカーを出している車は、はじめの出口では出ずに、2つ目以降の出口で出るつもりがあるという意思表示だ。右折するという意味ではない。反対に左ウィンカーを出している車は一つ目の出口で出るという意思表示となる。

慣れればどうということはないが、大きなラウンドアバウトでは緊張することが多い。車線がいくつもあるので、自分がどの出口を使うのかわかっていないとうまく車線変更ができず、出るのに失敗する。

ラウンドアバウトはヨーロッパ各国をはじめ、オーストラリアなどでも採用されている。小規模なラウンドアバウトでは信号機がなくなるため、待たされるイライラは確かに減ると思う。ただ、大きなラウンドアバウトでは信号機を併設しているところも多く、信号機の総数自体が減っているのかどうかは疑問だ。

渋滞解消につながるかどうかは正直わからない。ラウンドアバウト内で車が詰まってしまっている例はたくさんあるし、車線変更が慣れないうちは後続車を止めてしまうこともあると思う。

このラウンドアバウトよりもいいと思うのは、米国の多くの州が採用している十字路での進入方法だ。十字路に接近した場合、最初に接近した車から優先的に十字路に進入する。もちろんどの車が一番先に接近したかをしっかり状況把握する必要があるが、既存の十字路がそのまま使えるし、信号機故障した十字路でもこのルールが適用できるので無駄な混乱は避けられる。警官が交通整理する必要もない。

ただ、米国は道が車用に設計されているのでこうした方法が取れるのだと思う。多くの分岐路がある日本やヨーロッパではラウンドアバウトのほうが、道路事情に合っているのかもしれない。

確かに運用当初は混乱が見られるかもしれないが、小規模でのラウンドアバウトを設置するのは悪くない試みだと思う。少なくとも無意味な信号機での待ち時間は減るし、交差点を設置する費用も削減できるのではないか。慣れるまで大変かもしれないが、少しずつこうした工夫が出てくるのはいいことだと思う。