異国見聞私書録

異国から見たこと感じたこと気になったこと。そして時折テクノロジーのお話。

ストライキぐらいでガタガタ抜かすな。そういうのを「甘え」と言うのだ

運行停止は当たり前、ストライキも起きる異国に住む人間から言わせてもらえば、「おまえら、ガタガタうるさい」。

相鉄ストライキ決行でユーザーから悲鳴が上がる - Togetterまとめ

本来ストライキごとき、労働者がフツウに行なっても全く問題となるべきことではない。むしろ、ストライキが少ない社会のほうがおかしいと考えたほうがよい。「お客様は神様だ」と信じようが、経営者が困ろうと、「ストは前時代的」と考えようが、労働基本権は認められているのである。認められているからには、それを前提に物事は考えなければならない。

ストライキが起きたぐらいで迷惑と考えるヒマがあるのなら、ストライキが起きても通えるルートを考えたほうがよほど生産的ではないか。会社に行けないのなら、会社に行かなくても業務を行える方法を考え、提案していくべきではないか。何でも働かない従業員のせいにして、自分たちでもどうにかしようとする思考を忘れてないか。

便利な生活を一時的に奪われたからといって、悲鳴を上げてもどうにもならないのです。便利な生活がある状態こそ「特別な状態」と考えたほうが心の健康にもいい。あまりに「便利な生活」に依存してしまったあげくの果てが、引用した「甘えた悲鳴」となって叫ばれている。ストライキが行われたことではなく、それこそが問題の本質だと認識して欲しい。