異国見聞私書録

異国から見たこと感じたこと気になったこと。そして時折テクノロジーのお話。

thinking

最近のLinuxに思うこと

しばらくエントリーをサボっていたら、はてなブログの色々なところがアップデートされていて、びっくり。特に最近のhttps化にナミに乗って、はてなブログもいつの間にか対応されたようであった。何も考えずにhttpsに変更したらブログのレイアウトが大きく崩…

D.S.A. (Divided States of America)

久しぶりの更新になってしまった。いろいろとすることがあり更新停止時期が続いたが、今回の「事件」について思うことを書き留めておきたい。以前にこんな記事を書いたことを思い出したからだ。 そして当たって欲しくない予想が的中してしまった。筆者は昔か…

「大統領」がなくなる日は来るのか

米国の大統領選がきな臭くなってきている。 CNN.co.jp : トランプ氏支持率、クリントン氏を逆転 米フォックス調査 とはいえ、これは保守的で有名なFOXの調査なので、調査方法にバイアスがかかっていることはほぼ間違いないと筆者見ているが、心配の種は尽き…

苦労は分かち合えても、恩恵に素直になれない社会

大きな事件が起きると、いろいろと垣間から見えてくるものがある。ネットをまわっていたら以下の記事が目に入った。 被災した熊本の方々は今大変な状況で、その支援にまわっている自衛隊の方々には感謝してもしきれない。自衛隊の方々は、被災者にふるまう炊…

パナマペーパーから見えてくる闇

パナマペーパーが世界を騒がしている。日本でもここのところそれなりに話題になっているようだ。 パナマ文書に関するトピックス:朝日新聞デジタル パナマ文書とは?日本人&日本企業リストの影響と報道しない理由 | 歩叶コラム 2016年04月05日(火)「タック…

人間がサルとしての一歩を踏み出した日

他のサイトでもすでに多く取り上げられているが、すごいニュースが飛び込んできた。 AIの「人間超え」、その時トップ囲碁棋士は:日経ビジネスオンライン これは個人的に大きな衝撃だった。ついに囲碁で人間が人工知能に負けたというのだ。筆者は囲碁につい…

「日本死ね」と叫ぶことがはじまりである

この方の書いていることはとても的を射ている。われわれはもっと怒っていい。 「保育園落ちた日本死ね」と叫んだ人に伝えたい、保育園が増えない理由 | 駒崎弘樹公式サイト:病児・障害児・小規模保育のNPOフローレンス代表 ここに書かれている3つの壁につ…

ブラックをなくすはじまり

しばらくブログを書かないうちに年の瀬が迫ってきてしまった。今回のエントリーが今月最初で、今年最後になるかもしれないが、いくつか思ったことを書いておこうかと思う。 上記の記事内容にはとても共感する。「もっと頑張る」メソッドが幅をきかせている職…

ブラックな組織とテロリストの共通点

テロの対応に追われるフランスだが、ネットをまわっているうちに下記の記事が目にはいった。 記事の内容はもっともらしいが、現代において物理的な攻撃で原発にテロを起こす可能性はあまりないような気もする。どちらかといえば、原発へのサイバーテロを警戒…

廃れるエネルギーと流行るエネルギー

エネルギー問題に関して、筆者は全くの素人であるし、今後どのようにクリーンエネルギーが普及していくのか全然想像もできない。 ただ言えるのは以前と比べて、人々のクリーンエネルギーに対する関心は大きくなっていることは確実だろうし、それと並行して政…

民営図書館という「焚書」モデル

この記事を見て戦慄が走ったのは筆者だけであろうか。 「図書館モドキ」。こんなものが全国に普及してくればどうなるか想像したことがあっただろうか。来客と収益さえあればいい、という市場原理に従う主旨の図書館において、その本来の役割や機能は全くなく…

「残念な国」への進捗

筆者は日本の新聞、テレビをほとんど見なくなって久しい。ここ数年、情報源は異国のメディアに頼ることが多い。日系店舗やその待合室に置かれている新聞にざっと目を通すことはあっても、じっくり読むことはほとんどなくなってしまった。 米記者から「出来レ…

野球と武士道?それって食べれんの?

なんだろう、「目に余るゴーマンぶり」という言葉をそのままこの新聞社に返したくなるような記事だ。よくもこんな低俗な駄文をまじめに掲載して、新聞業を続けられるものかと、ほとんど感動に近いものが胸に去来する。 【スポーツ異聞】目に余る米国球児のゴ…

「政治にコミットしない」と述べた時点でコミットしていますから

日本から帰国していろいろとすることがあり、久しぶりの更新になってしまった。この間にさまざまなことが起こっていたが、書きそびれてしまう日々であった。少し過去に戻るが、いくつか気になった記事やブログについて、これから書いておこうと思う。 ぼくが…

「喫煙場所」そのものに決定権は存在しない

筆者はかつて喫煙者であった。喫煙場所についての考え方が以下に掲載されていたが、喫煙者だったころは、このスレッドを立てた人とまったく同じ考え方を持っていた。 楽しいことないかな : 【唖然】寿司屋で、俺「タバコスパー」→女グループ『席移動していい…

「押し付け憲法」の意味がわかっていない人たち

なかなか興味深い分析だけど、ナイーブさが拭いきれておらず、知性のレベルが滲みでてしまっている記事だと思う。 <a href="http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=21211" data-mce-href="http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=21211">安保改正法を憲法に抵触するのに急いだ理由はコレだと思う(永江国際問題妄想所)</a>中国を牽制するという意味では、確かに今回の解釈改憲では多…

「民意」と「解釈」

もう特段驚くことではなくなってきたが、人の意見に耳を貸さず、自分のやりたい放題を強行していく政権が、また後世に残る所業を働いてくれた。 安倍内閣の決断は後世の国民に評価されるだろう 上記の記事では肯定的に捉えているが、筆者は全くそうは思わな…

見たいと欲する現実しか見ていない人たち

少し前の記事だが、この事件についてはどう腑に落としていいものか、気になっていた。 生徒のマナーが最悪な学習塾を豪快指導!「地域の守り神」と慕われる暴力団員はてなブックマークのコメントを見ると、暴力団を持ち上げるのはどうかとか、この美談だけ取…

オランダの都市で行われるベーシックインカムはうまくいくのか

ベーシックインカム制度について以前よく議論を見かけたが、最近その話題はとんと聞かなくなった。と思っていたら、オランダのとある都市で試みを始めるそうである。 A Dutch city is giving money away to test the “basic income” theory その決断に至った…

人文系学問統廃合は時代に逆行する政策だと思う

目先の利益ばかりになる人材ばかりを追い求めると、以下のような政策を取り出すのだろう。G型とかL型大学などといった暗愚な政策もその延長線上にある。 国立大人文系を統廃合/文科省が通知 交付金も重点配分 シンギュラリティ、技術的特異点、2045年問題と…

現代版「一揆」の後味は、はたしていいものなのか

今回は妄想的将来予測ということで。 全従業員が退職願、一時生放送できず 鈴鹿の地域FM:朝日新聞デジタル ブラック企業に対する抗議、抵抗としてはなかなかおもしろいと思うし、効果も上々だったようだ。このやり方は今後も流行るんじゃないだろうか。ち…

自画自賛は「老舗」だけでなく、日本全体に広まりつつある劣化傾向である

ちょっとブックマークが多めにつけられていた記事で目についた。 こういうCMに「老舗」が協力すると、いずれ京都は衰退する。 | 堀 孝弘のごみにまつわるエコ話 CMが放映された事情はよくわからないが、このブログ主は問題の本質を取り違えていないだろう…

年金情報漏洩で再考しておきたいこと

こうした事件が起きるたびに思うのだが、もう情報は「流出する」という前提で枠組みを設計しておいたほうがいいと思う。 不正アクセスで年金情報125万件が流出か NHKニュース この事件でほとんどの人が思い浮かべると思う。マイナンバーは大丈夫なのかと…

「10年後になくなる職業」は寂しいことばかりではない

技術革新によって、人の仕事が奪われるといった話はよく聞く。 <a href="http://credo.asia/2015/05/28/japan-job-future-1/" data-mce-href="http://credo.asia/2015/05/28/japan-job-future-1/">日本版・10年後なくなる可能性が高い職業とは(前編)</a>

テクノロジーの利用だけでは投票率は伸びない

英国の選挙も大阪の選挙も終わった。いろいろと思うところがあり、種々雑多なブログや記事を見て自分の考えと照らしあわせている。以下のブログは途中までの内容はなかなか興味がそそられたが、結論への導き方が今ひとつ納得できずにいる。 【驚愕】50代以下…

インターネットとの間合いの必要性について

適正距離を取ることはあらゆる場面で必要となるが、インターネットも例外ではないという話しである。 言葉の怖さについて - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイトwww.welluneednt.com これは言い換えると人の意思や行為が介在している場所において…

愛は強要されるべきものか

国歌を斉唱することには特段珍しいことではないが、こうしたあたかも強要するような言い分は好きにはなれない。国歌は歌いたい人が歌えばいいし、起立したい人が立てばいいのだと思う。 &amp;lt;a href="http://www.sankei.com/west/news/150402/wst1504020…

ルミネのように女性たちを応援すると、世界での評価は下がります

筆者は男であるが、その目から見てもこのルミネのCMはひどい内容だと思う。 ルミネの働く女性たちを応援するCMが酷い内容だった - 田舎で底辺暮らしpokonan.hatenablog.com 「女性の活躍促進」だの「女性を応援」だの、いろいろと標語を見かけることが多くな…

過去から学べない民

先の大戦からもうずいぶんと長い年月が経ったが、我々はそこからどの程度学んできたのだろうか。以下の記事に紹介されている空襲時における対応の史実がとても興味深い。 「空襲は怖くない。逃げずに火を消せ」――戦時中の「防空法」と情報統制 / 大前治 / 弁…

未来を見据えた学習とは

流石、羽生氏だというべきか。将棋の世界でも情報技術の進化スピードに敵わなくなってきている中、コンピュータへの恐れというよりコメントからは楽しみや余裕さえ垣間見える。コンピュータの進化にわくわく感を隠せない様子だ。 <a href="http://www.news-postseven.com/archives/20150308_307527.html" data-mce-href="http://www.news-postseven.com/archives/20150308_307527.html">NEWSポストセブン|羽生善治</a>…